結婚式を挙げることが決まり、いよいよ式場見学!とは言っても何を確認すればいいのかよく分かりませんよね。
闇雲に見学してどこが良かったか分からない、ということがないように見学の際のポイントを押さえながら解説したいと思います。
当記事はこんな方におすすめですよ。
- これから式場見学を始める方
- どこに行けばいいか迷っている方
- 何を聞けばいいか全く分からない方
式場見学のポイント① 見学前に式場のスタイルを知る
結婚式場と言っても数多くあります。
今まで出席した結婚式場はいくつかあると思いますが、国内では約1500軒あるそうです。
地域別で数は異なりますが東京都の場合人口に比例して式場数も多く、ゼクシィ本誌の厚さを見る限り「ここからどう探せばいいんだ…」と、嘆いてしまう新郎も多いことでしょう。
しかし、全てをリサーチする必要はなく絞り込むことは可能で、大きく分けて4つのスタイルに振り分けられます。
- ゲストハウス
- ホテル
- 専門式場
- レストラン
詳細はこちらの記事で解説しております。

ゲストハウス

館内を貸し切ってプライベートな結婚式が実現可能。
海外の一軒家のような雰囲気が特徴で、アットホーム感を求める方にはぴったりな結婚式場です。
このコロナ禍では「広い空間を限られた人数で貸し切ることができる」というメリットも。
ホテル

知名度や格式、歴史、サービススキルなど高レベルなブランドが確立されています。
ゲストハウスが主流になる前の結婚式といえばホテルウェディングでしたが、宿泊やレストラン利用も可能で広い宴会場もあるため大人数での結婚式をするのに適しています。
専門式場

専門というだけあって結婚式に特化した施設。
ドレスや指輪、ハネムーンも取り扱っており、チャペルや披露宴会場も複数あることが特徴で、全て一か所でまとめて選びたいという方には合っています。
レストラン

通常はレストラン営業がメインのため設備的には他より劣りますが、その分料理に特化しておりなおかつ価格もリーズナブルな傾向にあります。
ゲストと一緒に食事を楽しみたい方には合っています。

レストラン+宿泊を兼ね備えたオーベルジュウェディングはこちらの記事をご参考ください。

式場見学のポイント② 好みのスタイルや式場を絞り込む
大まかに4つに分けましたが、好みのスタイルは見つかりましたか?
「ホテルだけど、ゲストハウスっぽい」などあったりもしますが、これで結構絞られるはずです。
そしてここからは二人のこだわりです。
- 式場の雰囲気
- アクセス
- 口コミ評価
式場の雰囲気
HPや情報誌の掲載されている写真はあくまで掲載用の写真なので、装飾物によって雰囲気も変わりますからご注意ください。
例えばゲストハウスがいいなって思っても、白亜の邸宅風なのかナチュラルなカフェ風なのかで違いますし、テーブルクロスの色や装花でも見え方は違ってきます。
アクセス
二人やゲストの住まいからのアクセスって重要ですよね。
特に結婚式の場合は古今東西からゲストが来るので、分かりやすくアクセスしやすい場所が好まれます。
アクセスについてのポイントを挙げてみました。
- 二人やゲスト双方が負担なくアクセスできる場所か
- 遠方の方が多い場合は、インターや駅から近いかどうか
- 駅の場合は新幹線が停まる地域かどうか
ゲストは当日だけですが、お二人は打合せ等で何回も足を運ぶことになるのでご注意を。
あと交通網はかなり重要で、土地勘がない場合どうやって式場まで到達すればいいかってゲストは悩みますからね。
ここまで来ると候補となる結婚式場は結構絞れてくると思います。
口コミ評価
何か購入する時って口コミを見たりしませんか?
高評価や良いレビューがあると信頼度が増しますが、実は結婚式場も専門の口コミサイトがあって実際に式を挙げた方や参列した方の口コミがあるので参考にしてみてください。


式場見学のポイント③ 式場を見学予約する
気になる式場が見つかったら見学予約をする必要があります。
予約をせずに飛び込みで行っても問題はありませんが、WEB予約限定の特典や試食などの対応を受けられない可能性があるため事前予約をおすすめします。
ブライダルフェアについての記事はこちらに詳しく書いてあるのでご覧になってみてください。


ちなみに予約方法については大きく分けてこの3つです。
- 電話予約
- WEB予約
- 相談カウンター経由で予約
自分の好みの方法で予約してみてくださいね。

式場見学のポイント④ 式場見学中の流れ
いざ式場見学!とは言っても結婚式でない限り中々行くことはありませんから、緊張してしまう方もいるかもしれません。
ちなみに服装は私服で全然OKなので、スーツやパーティドレスで行かないようにご注意ください(笑)
実際に当日の流れを順にまとめてみました。
式場到着
予約した時間に余裕を持って到着しましょう。
式場側的に遅れる場合は連絡をいただけると大変ありがたいです。
少しであればいいのですが、大幅に遅れる場合プランナーのその後予定にも影響してくるので。
ちなみに到着した時に、スタッフがお出迎えしていることが多いですが、慌てないようにしてくださいね。
アンケート記入
二人の情報を記入します。
全てを書く必要はありませんが、式場的に欲しい情報は個人情報に関する部分で即決できなかった場合はDM送付や電話連絡するために必ず聞かれる項目です。
どのみちヒアリングで触れられるのできっちり項目を埋めないという訳ではありませんが、どちらが主導で書いているか、文字の大きさや綺麗さで性格を予測したりするところもあります。
ヒアリング
アンケート記入後はそれを元にウェディングプランナーと話をしますが、フェアの内容でいうと「相談会」にあたります。
ここではアンケートの内容に沿って話を進めていきますが、希望の日程や二人のニーズ・ウォンツを探りながら約30分~1時間ほどかけて進めていきます。
このタイミングでは分からないことはどんどん聞いていきましょう。
館内見学
実際に館内を見学していきます。式場の雰囲気重視の方は一番盛り上がる時ですね。
「当日の疑似体験」ができる案内をする会場が多いのですが、ここで感動しその後即決という方も少なくありません。

アンケートで得た情報をもとに、スピード感を持って疑似体験させてくれる式場は素敵ですよね。
料理試食
試食付きのフェアに予約している場合は料理の試食ができます。
普段お目にかかれないような豪華な料理が無料で試食できるっていいですよね~。
コースまたはワンプレートなどで提供されることが多いですが、式場によって異なりますのでご確認ください。
クロージング
試食も終わったらまた最後にお話しがあります。
見積り提出もこのタイミングですが、館内見学前の話と違うのは「契約するか否か」という話になります。
決めるまで帰さないという式場もまだまだ多いようですが、ここはお二人がどうしたいかと言う他ありません。
式場見学のポイント⑤ 見学時のチェックポイント
見学の際にしっかりと確かめておきたいポイントをまとめてみました。
式場までのアクセス方法や立地
先程も言いましたが、ゲスト目線で考えてみて初めて行く場所で分かりやすいかどうかはとても大事ですよね。
交通機関を乗り継がないとたどり着けない場所や、車が必須のような場所は敬遠される傾向にあります。
ゲストの着替えスペースやクローク
遠方のゲストがくる場合に必要で、当日着替えができるかどうかや、荷物を預けておけるスペースはあるかどうかを把握しておく必要があります。
挙式・披露宴会場
特に披露宴会場は最も長い時間を過ごす場所なのでチェックしておきましょう。
気になるところはどんどん写真に残すと後で振り返りができます。
- 最大収容人数(キャパより下回る人数の方がゆったり過ごせます)
- 全体の雰囲気
- 実際の人数の時のレイアウト
- 設備(音響やプロジェクターなど)
その他設備
人数が多ければトイレの数も重要ですし、ゲスト層によって求められるものや必要なものが変わってくると言えます。
- トイレ
- 授乳室やおむつ交換スペース
- 親族控室
- 待合いスペース
- 階段やエスカレーター
スタッフの対応
結婚式を創るのは人ですから、案内してくれた人がどういう対応だったかって大事ですよね。
「話しやすかった」「信頼できそう」「ちょっと頼りないかな」などこういった感想って実際に話してみないと分からないというか、直感だったりします。
あとはどれだけ自社が好きなのかというのも大事だったり、自分が嫌なものを相手に売るって相反していますからね。
途中で「この人の人柄で決めたい!」となってもご注意を。
その方がお二人の結婚式の打合せ~当日まで担当するかどうかは分かりませんし、式場によって方針が違うのでご確認ください。

分業担当制をとる式場だと見学時と打合せ時でプランナーが異なるよ!


日程
見学の時点で結婚式場側が販売できる商品、それが「日程」です。
日程に関しては希望者がいれば空きが減っていきますので、見学時点で希望している日程が空いているかどうか確認しておきましょう。
念のため2~3日程ほどあるといいかと思います。


時間帯について
こちらは式の時間帯です。
一日に可能な挙式数は限りがありますし、特に女性は結婚式の準備に時間がかかるので挙式のスタート時間も重要なところです。
例えばこんな時間帯の選択肢があるとします。
- 10:00開始の挙式
- 13:00開始の挙式
- 16:00開始の挙式
新郎新婦は約2時間前、ゲストは1時間前くらいに式場に到着し、披露宴のお開きは挙式スタートから約3時間半後となります。
そうなると先ほどの時間だとこうなります。
挙式開始時間 | 新郎新婦入り時間 | ゲスト入り時間 | お開き時間 |
---|---|---|---|
10:00 | 8:00 | 9:00 | 13:30 |
13:00 | 11:00 | 12:00 | 16:30 |
16:00 | 14:00 | 15:00 | 19:30 |
朝早く始まり、夜遅く終わる結婚式はゲストにとっても少し不自由がありますよね。
あと、直近であれば時間帯も融通が利くこともありますが、時間が押した場合の取り決めなども確認しておきましょう。
料理やドリンクのグレード
金額的な話をすると、料理+ドリンクの金額が披露宴の中で大半を占めています。
招待人数が80名だとして、見積時から最終的に料理の金額が5000円上がったとすると、それだけで40万円のアップになります。
金額設定は式場毎に異なるので、その金額でどういう内容なのか・試食した料理と見積書に記載されている金額に差異はないかどうかが重要となります。
コース設定が[\10000・\15000・¥20000・\25000]だとして、見積りが¥10000、売れ筋が¥20000だとしたら上がるのが目に見えてますよね?


やりたいことが叶うかどうか
こちらはお二人がやってみたいことを実現できるかどうかです。
ケーキ入刀など一般的な演出ができない式場はほぼないと思いますが、少し変わった演出を希望されている場合は後々できないとなった場合後戻りができません。
提携衣裳店
式場と提携している衣装店が必ずあります。
しかしその中から選ばないといけないことが多く、気に入った衣装がない場合は持込みとなり、持込み料が発生してしまいます。
新婦にとってとても重要な項目ですので、その衣装店から好みの1着が見つかるかどうかは事前にチェックしたいところですよね。
禁止・制限事項について
こちらは約款含め、しっかりと確認をした方が良い項目となります。
コロナによる延期・キャンセル料の取り決めについて各式場の対応に差があったように、「この場合はこうなる」という話は契約前にした方が間違いありません。
持込み料について
自分が作成した、持ち込んだものに対してかかる費用のことです。
かかるところ、かからないところは式場によって異なりますが、契約後に持込み料を有料から無料にすることは難しいのが現状です。


まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は結婚式場見学の際のポイントについてまとめてみました。
見学だけでは聞けなかったことはまた後日改めて確認したり、こちらを活用して理想の結婚式場に出会っていただければ幸いです。
本日のまとめはこちらです。
- 好みの結婚式場のスタイルを絞る
- 見学時の流れを知っておく
- 見学時に確認しておくべき項目は沢山ある!
それでは素敵な結婚式を♪