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wasaohaya
愛犬わさびと一緒に暮らす元ウェディングプランナー。 ウェディングプランナーとしての経験をもとに、結婚を中心に生活に役立つ情報をお届けします。
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ブライダルフェアで即決を迫られた時の対処方法とは!?

ブライダルフェアへ参加すると勧誘がすごかった経験や、そのように聞いて不安に思ったことはありませんか?

こちらの記事でも書いたように、当日の契約=即決を目指して式場側は接客してきます。

結論から言うと即決をしない方がお得なことが多いので、見学時は慎重に判断することをおすすめします。

そしてお金の問題を除いてじっくりと考えて決めたいという方がほとんどだと思いますので、今回は即決を迫られた時の対処方法を紹介します。

目次

ブライダルフェアに行くとなぜ即決を狙ってくる?

まず、この理由は三つあります。

  1. なし婚や少子化の拡大で一件でも多くの契約を取りたいから
  2. 成約率が30~50%だから
  3. リピーターがない業界だから

なし婚や少子化の拡大で一件でも多くの契約を取りたいから

なし婚層とは結婚式を挙げない選択をした人たちのことを指し、娯楽の多様化によりなし婚を選択される方は年々増えています。。

また少子化により結婚式を挙げる母数も減ってくる中で、来館数減を補うには成約率を上げなければいけないことが理由の一つに挙げられます。

どの業界も同様の動きはあるでしょうが、結婚式場は基本的に土日の稼働のみですからね。

その土日に空きが出てしまうのは避けたいため、繁忙期の日取りのいい日以外は本気で契約を取りに行くでしょう。

成約率が30~50%だから

式場側が注力する理由はここにあると思ってます。

というのも新郎新婦が式場見学する数は平均で2~3件と言われていて、式場側からすると30~50%の確率で契約できる可能性がある訳です。

ビジネスの立場からするとその確率で数百万円を手にすることができるのなら大きいですよね?

集客にも宣伝広告費がかかっているので沢山かけている会場ほど即決への意識は高く、高い広告宣伝費を回収するために他に行かせず即決を狙ってきます。

またそのような状況により、即決できずに他へ行くともうお客様が二度と来ない可能性が高く(他で即決される)余計に即決の意識が高まっています。

リピーターがない業界だから

基本的に2回も結婚式をすることはないですし、友人と同じところであまり挙げたくないって思いませんか?

この業界はリピーターってないんです。

結婚式を挙げても「10年後に別の人とここで結婚式したいな~!」とか思わないですよね?

リピーターがないからこそ式場側もしがらみなく、むしろもう二度と会わないかもしれないと思って接客してくるところはあります。

SNSの発達によりあまりにひどい式場は少なくなったかもしれませんが、それでもまだまだ圧迫接客する式場・プランナーが多いことも事実です。

ブライダルフェア参加時に即決はお得なのか?

即決する理由ってお得になった、もしくはなるからですよね?

メリットがなければ即決する必要がないし、熟考して決めた方がいいです。

結論から言います。

わさび

即決は別にお得ではないっ!

理由は後で言いますが、式場が即決を迫る時にはこんな言葉が出てきます。

式場が行う即決トーク例

今決めてくれたらこれだけ値引きします!

お二人の希望の日程が奇跡的に空いていました!

この日程は他にも検討している方がいるので今日の夜には決まってしまいますね

このようにあの手この手で「今決めることが最善の策」と言わんばかりの接客を受けることになります。

大事なのは鵜呑みにせず参考にする程度で様子を見ておきましょう。

式場が行う即決行動例

そして、即決を可能にするための行動はこのようなものがあります。

  • 会場内の見学では感動的な体験でテンションを挙げる
  • スタッフ全員で二人の好きなことやおもてなしの演出をする
  • 見積りが定価→割引価格→即決価格の3段階で出る

感動的な体験、おもてなしの演出はほとんどの会場が取り入れているのではないでしょうか?

裏話ですが、ある大手コンサル会社が持つ「新規接客マニュアル」がありました。

そのマニュアルには会場内見学での必勝法みたいなものがあって、チャペルではこのトーク、会場ではこんなトークといった具合に細分化されていました。

そのコンサル会社は大手なので当然数多くの式場が取り入れた訳ですが、結果的に会場内見学の際の感動的なトークがどの式場も同じだったという…そんなこともあったんですね(笑)

即決するための企業努力なので悪いとは言いませんが、「契約を取るための接客」よりも「その人を幸せにしたいための接客」の方がいいですよね。

三段階の見積りに関してはホップ→ステップ→ジャンプと同じで、よりお得に見せるための戦略です。

定価の見積りを見せるのも、会場内見学で限りなく自社の魅力を高めてから「ここは高いんだろうなあ」と思わせるために必要なんですね。

即決しなくてもいい理由

接客して思うことは、即決してしまう人ってすごく不安を抱えているんですよね。

  • 本当にその日程が埋まってしまうのではないか
  • これ以上の式場はないかもしれない
  • 今決めないと損してしまう

こんな風に今契約することが運命のように思ってしまう方、安心してください。

わさび

今日たまたま来ただけであって、運命なんてほぼあり得ないんだ…

即決をするために式場はベネフィット(恩恵)×デスティニー(運命)を感じさせる体験や接客をしてきます。

ですが、

  • 本当にその日程しかあり得なかったのか?
  • もっと良い式場もあるのでは?
  • 今決めて損をすることはないのか?

感動で舞い上がってしまっても、こんな風にちょっと冷静になって考えてみてはいかがでしょうか?

日程は本当に埋まっている可能性もありますし、その日程しかありえない!となれば別ですが、他の式場も見てから考えてもいいと思います。

今決めないと割引できないと言われても、「即決価格の条件で1週間待ってください」って言えば待ってくれるものですから。

ブライダルフェアで即決する?しない?の取捨

即決は悪みたいに思われた方もいるかもしれませんが、そういう訳ではありません。

当然向く人・向かない人があるのでちょっと挙げてみます。

即決してもいい人の特徴

  • 元々その式場でしか考えていない(他に行くつもりもない)
  • 見積り金額が既に納得している
  • この式場・プランナーでいいと思った
  • 希望の日程も空いていた

日程が埋まってしまうことが一番のリスクとなるため、こちらに当てはまる方は是非してください。

ただ金額に少しでも納得できない部分があるのであれば、交渉することもおすすめです。

即決しない方がいい人の特徴

  • 他の式場も見てみたい
  • 親にも相談したい
  • 別にその日程でなくても良い
  • 招待人数などまだ不確定の要素がある
  • 見積り内容がよく分かっていない

即決しない方がいい人への対策を式場はしていて、いわば上記のようなことで悩んだときの切り返しトークですね。

でも少しでも不安があるのであれば、契約は待ちましょう。

即決しなければ金額や特典などお客様に不利益が出てもいいという考えの式場・プランナーがもしいたらそれはそれでどうかと思いますし、逆に即決など狙わずに二人が納得したうえで決めてくれるまで待つところがいい式場だと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はブライダルフェアで即決を迫られた時の対応について紹介しました。

ブライダルフェアへ参加する時は一番は冷静になって考えることが重要です。

一生に一度のことですから見学時はこちらの記事も合わせて参考にしてみてくださいね。

本日のまとめはこちらです。

  • 即決を狙ってくる式場は多い
  • 即決がお得なことばかりではない
  • 即決することが向く・向かない人に分かれる

それでは素敵な結婚式を♪

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