
ブライダルフェアに参加すると結婚式場からの営業連絡がしつこそう…
こんな心配もあって見学を躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。
実際に多くの結婚式場では即決を狙ってきたり、仮予約や再来館を目標に接客するウェディングプランナーが多いことも事実なのでそう思ってしまうのも無理はありません。
しかし上手な断り方や対処ができていればそんな心配をする必要は全くないですし、何より式場見学は楽しんで行けることが一番ですよね。
そこで今回はしつこい営業や連絡を受けないための対処法をご紹介したいと思います。
多くの結婚式場では少なからず営業を受ける


現在のブライダル業界はコロナ禍であること、なし婚層の増加による来館数減の影響により、即決志向や1件あたりにかける成約率を高める動きがあります。


それに伴い新郎新婦へはどんな影響があるかというと、
- 割引額の増加
- 担当ウェディングプランナーからの強めの営業
1の割引額が増えることは喜ばしいことですが、必ずしも最終的にお得かというと何とも言えません。
こちらの記事で「なぜ契約前・契約後で金額が上がるのか」について触れていますので参考にしてみてくださいね。




2に関しては式場の最大目標が契約である以上、「いつ契約できるのか」を接客時に見極め見学当日の即決、再来館時の契約に向けて少なからず営業を受けることになります。
営業というとマイナスなイメージを受けてしまいますが、見学当日に即決を狙うがあまりむやみに拘束する会場は今時かなり少ないのでご安心ください。
結婚式場からしつこい営業を受けてしまうことになる要因


結婚式場に限らず車や住宅など、見学に行けば少なからず営業は受けますが、勘違いしないでいただきたいのは、営業=悪という認識です。
あくまで根底は「この式場で式を挙げてもらいたい」「良さを知ってもらいたい」ということですからね。
個人的に問題なのは不明瞭な値引きや不安を煽って契約を迫る行為だと思っています。
このような行為は式場の考えやプランナーの営業方法にもよりますが、見学する新郎新婦の反応にも起因しています。
それは何かというと、
- 見学時にテンションが上がってしまう
- 受け答えの反応が良すぎる
- こだわりの日程がある
- クロージング時の迷い
こちらはそれぞれ詳しく解説します。
見学時にテンションが上がってしまう
1件目の式場見学時によくあることですが、チャペルや披露宴会場を見ると思わずテンションが上がってしまいますよね。
結婚式場側も会場内見学時にテンションがMAXになるような戦略を取っていて、チャペルの入場体験や披露宴会場の扉を開けた瞬間に好きな曲が流れるなどの手法が取られています。
この時の反応を見て、クロージング時にどのような営業・接客を受けるかが決まります。
受け答えの反応が良すぎる
これは見学する新郎新婦自身の性格にもよりますが、反応が悪いよりも反応が良い人の方が「契約してくれるのでは?」と思われます。
どの結婚式場にもそのような反応なのでは?とも考えますが、だからといって営業をかけないのもおかしい話ですし、話が弾むのであれば色々と質問されることも多くなります。
こだわりの日程がある
以前結婚式の日程の選び方の記事でも紹介しましたが、見学時には「いつ結婚式を挙げるか」を決めておくと今後の進め方や金額的な話等がスムーズになります。


しかし一つの日程しか考えていないなど、その日程にあまりにこだわりがありすぎることも注意が必要です。
その日程が空いていないのであれば結婚式場側も営業ができませんが、日程が埋まってしまうという不安を煽って契約や仮予約を進められることもあります。
クロージング時の迷い
クロージングとは契約前の最終プレゼンといったところで、今日見学した施設や料理の内容の確認や見積り金額の提示が行われます。
簡潔にいうと「契約しますか?しませんか?」ということなんですが、この時に煮え切らない反応をしてしまうことによって長時間の拘束や再度金額の提示がされたりします。
即決するための「今決めてくれたら」の一言があるのもこの時ですね。
結婚式場からしつこい営業を受けないための対処法


営業を受けることは全然平気という方は特に必要ありませんが、そうでない方はこちらの対処法を参考にしてみてくださいね。
5つありますが、一番大事なのは自分の意思表示をはっきりすることに尽きます。
どっちつかずなど中途半端が一番良くないですし、結婚式場側も何が悪いのか判断できていないケースもあります。
見学時に終了時間を決めておく
これは当日の終了時間を明確にすることによって、不要な長時間拘束を回避することができると同時にウェディングプランナーのスキルも見極めることができます。
契約重視のウェディングプランナーは相手の時間もお構いなく接客をしてきますが、事前に伝えておくとその時間内で接客してくれるのでおすすめです。
とはいえ、一般的には十分な説明を受けるには2~3時間ほどかかるので短すぎる時間にはご注意ください。
事前に契約の決め手は営業がしつこくない結婚式場と伝えておく
これはかなり効果的な方法で、事前に営業されるのが好きではないと伝えておくことがおすすめです。
むしろ契約の決め手であったり、しつこい営業をされたら除外するくらいに伝えておくとまずしつこい営業はされませんし、結婚式場側も成約確度を減らしたくありませんからね。
アンケートに個人情報を書かない
これは住宅や引越しメーカーにもあてはまりますが、見学後の連絡が多いところもあります。
住宅であれば訪問、引越しであれば一括見積りのところだと夜遅くても電話が来たりしますが、それを回避するためにも個人情報は記入しないことも一つの手です。
当然結婚式場側もその点を突いてきますが、訪問や連絡が来るのが嫌だからと伝えておけば問題ありませんし、仮に記入してしまってもその理由であれば連絡が来ることは基本的にないでしょう。
連絡先を限定する
見学後の連絡手段を限定することも必要です。
基本的には下記のような連絡手段が一般的ですが、
- 電話
- メール
- 訪問
- SNS
営業されたとしても仕事や休みの状況によって負担のない方法を選ぶことが重要です。
これは住宅の場合でしたが、個人的に電話は嫌いなのでメールアドレスだけは伝えましたが、「〇〇は嫌なのでメールなら良いです」と言えばすんなり受け入れてくれました。
契約の際はこちらから連絡すると伝える
自分たちのペースで見学したいから契約を急がせてほしくないという方は、「契約の際はこちらから連絡しますね」と伝えることにより「それまで連絡しないでくださいね」というニュアンスも同時に伝えています。
それでも連絡が来たりイベントの案内なら良いかなど言われることもあるので、はっきりと連絡はしないで欲しいと伝えられると鉄板です。
この対処法だと少し弱い?結婚式場が行う切り返しトーク


とはいえ結婚式場も当然対策を練っておりまして、他サイトに載っている対処法だと少し弱いケースがありますのでご紹介します。
結構苦し紛れなのもありますが、「他に行ったら即決されるかもしれない」という業界特有の心配からできた切り返しとも言えますね。
他の結婚式場を見学したい
二人のこだわりと結婚式場の強みが一致していることや日程の空き状況を理由に、「会場探しよりも二人の結婚式準備を早く進めていきませんか?」という切り返しトークがあります。
他を見たいという理由は本当に多いので、中には候補会場の悪口やデメリットをいう結婚式場も少なくありません。
家に帰って検討
営業力が強いウェディングプランナーにありがちなのは、「そもそも今決めることと持ち帰って検討に違いはあるのか」という接客です。
決まって第一印象や直感の話、金額の値引きの話に繋がりやすいので、「家に帰って検討しなければいけない理由」を伝えられると良いですね。
親に相談したい
親の許可がないと契約できないと言われれば大抵は引き下がりますが、「親に相談してみないと…」という心配については「二人が気に入った結婚式場を親御様は反対するかどうか」という視点で接客する会場もあります。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は結婚式場の営業や連絡がしつこい時の対処法について紹介しました。
それ以前に結婚式場によって営業手法は異なりますが、不明瞭な値引きや不安を煽る接客、他式場の悪口といった行為はその式場の質を落としているだけなので除外することをおすすめします。
納得いく結婚式場選びをするためにも以下のことを頭に入れながら楽しい結婚式場見学を進めてくださいね。
どうしても営業を受けたくないという方はアポイントや契約の連絡はエージェントが請け負ってくれる相談カウンターを利用することもおすすめです。


ブライダルフェアの選び方はこちらを参考にしてみてくださいね。


本日のまとめはこちらです。
- 結婚式場見学時には少なからず営業は受ける
- しつこい営業を受ける要因は新郎新婦の反応や態度にもある
- 対処法も大事だが、一番は自分の意思表示をはっきりすること
それでは素敵な結婚式を♪