結婚式を挙げたいと思っても具体的な日となると迷ってしまいますよね。
このブログを読んでいる方も「来年の春にできればいいかな~」など、ざっくりとした考えの方も多いと思います。
しかし日程が決まって初めて契約や結婚式についての具体的な話が進んでいくと言っても過言ではないですし、逆に言うと日程が決まらない限り、式場側も具体的な提案をしにくいことは確かです。
それほどに大事な日程なんですが、
- そこまで日程にこだわりがない
- 日程が決めきれない
こういった理由で絞り切れないという方も多いのです。
しかし、そのままでは先に進みませんので本日は新郎新婦にとって最適な日程の選び方をご案内したいと思います。
結婚式の日程の絞り方

既に日程が決まっている方は当てはまりませんが、こちらの順に沿っていくとお二人が結婚式可能な日程が僅かになるはずです。
たったこれだけです。
恐らく多くの方が「過ごしやすい春秋」の「できれば土曜」で「日取りの良い日」になったのではないでしょうか?
これがメンタリズムです。
嘘です。
分かりやすく言うと、
- 春夏秋冬→過ごしやすい春・秋を希望する方が多い
- 曜日→基本的に土日だが、二次会や翌日を考えると土曜が人気
- 六輝→大安や友引などの日取りが人気
こういうことなんですね。
新規接客をやっているとあまりにもこれに当てはまるので、数多く接客をする会場では日程を分散させなければいけません。(後述します)
六輝に関しては毎日順番で変わるんですが、人気の季節の土曜に大安が該当しないというケースもあり得ます。
これにプラスして語呂が良い日(11月22日など)が土曜・大安などに重なると結婚式を希望される方も集中する傾向にあり、人気の入籍日があるのも同じ理屈です。

月別で考えられる結婚式日程のメリット・デメリット

絞り込むだけでは漠然としているので、メリットとデメリットをお伝えします。
この中でお二人やゲストの状況と照らし合わせてみてください。
月 | メリット | デメリット |
1月 | 金額が安い可能性・和に合いやすい | 厳寒期・年始など行事が多い |
2月 | 金額が安い可能性 | 厳寒期 |
3月 | 気候が良い、人事異動前に挙式ができる | 花粉・年度末の行事が多い |
4月 | 気候が良くガーデン演出等もしやすい | 年度初めの行事が多い |
5月 | 気候が良くガーデン演出等もしやすい | GWと重なる・中盤以降暑くなってくる |
6月 | ジューンブライド | 梅雨 |
7月 | 金額が安い可能性 | 梅雨・夏休み・猛暑 |
8月 | 金額が安い可能性 ・開放感 | お盆休みと重なる・猛暑 |
9月 | 3連休が多く予定を組みやすい | 台風が多い |
10月 | 気候が良くガーデン演出等もしやすい | 地域の祭が多い |
11月 | 気候が良くガーデン演出等もしやすい | 日程が埋まりやすい・後半から日が短い |
12月 | イベントに関連付けやすい・金額が安い可能性 | 厳寒期・年末が近いと敬遠されやすい |
いくつかこじつけもありますが、これ以外にはお二人やゲストの職業などにもよりますね。
- 公務員、教育関係→年度末で異動があるので3月・4月より長期休み時が良い
- 製茶関係→GW~が繁忙期のため手前の2月くらいが良い
- ウェディング関係→繁忙期の日取りが良い日にやろうとすると怒られる(笑)
ざっとこんな感じで、職業別で違ったりするんですね。
東日本大震災後に工場関係が電力の関係で木金休みが取り入れられた時は、結婚式も木金実施が一時的に増えました。
なので職業も含めて考えていただけたらと思います。
日程に関する式場側の対策とは

結婚式は繁忙期があるように、誰でも過ごしやすく日取りのいい日に挙げたいものですが、式場側も閑散期に組数を獲得しなければ売上も伸びていきません。
閑散期の金額が安いこともそういった理由で、繁忙期の日取りのいい日は放っておいても結婚式の予約は入るのでいかにして閑散期に誘導できるかという対策もしています。
式場側が行っている対策はこちらです。
- 閑散期に移行するように金額を安く設定している
- 希望日が明確な場合はその日程だけ空いている案内をし即決を狙う
- 繁忙期は埋まっているというトークをし、閑散期に移行する
- 少人数ウェディングの場合は繁忙期が空いていても良い日取りを案内しない時がある
えぐいっ。
えぐいぜ結婚式場っ!
日程は早いもの順とは言え、少人数専門でない限り大規模な結婚式場では繁忙期の人気日程では単価の安い少人数ウェディングは難しいでしょう。
今はコロナ禍なので状況は違いますが、それでも人気の式場は中々空いていませんからこちらに関しては、見学時にご相談ください。
結婚式の日程選出に使えるツール

ウェディングプランナー時代に使っていたツールを紹介します。
絞り込みをしようとしても中々決まらない方も中にはいて、特にこれといった希望がない限りいつでもいいか~ってなっちゃうんですね。
ウェディングプランナーとしても、少しでも結婚式の日程に意味を持って欲しかったのでよく使っていました。
人生の節目の計算
こちらは誕生日や記念日から「〇日目はいつか」を計算できるサイトで、「なぜその日を結婚式の日にしたか」という理由付けもできます。
日程に要望がない方もこのサイトを見て日程がすんなり決まった方もいました。
天気の出現率
またもや「ちょっと便利帳」さまから(笑)
6月が雨が多いというのは分かりますが、過去30年の統計なので月別で見た時に「意外とこの日程雨多いな」というのがすぐに分かります。
例えばA日程とB日程で迷っている時の判断材料としてもおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今日は大事な日程のお話でしたが、これをしっかり考えておかないとこのようになります。
- 日程が絞り込めず、見学したものの式場が一向に決まらない
- 日程が絞り込めず、どんどん挙式日が先送りになってしまう
結婚式は準備期間もありますし、その期間内でできることも沢山あるので早めの見学がおすすめです。
見学時に参考になる記事はこちらをご覧くださいね。

それでは素敵な結婚式を♪