結婚式の日程よりも決めるのが悩ましい「入籍日」。
色々な考え方はあって、入籍日を結婚記念日とすることが一般的ですが、結婚記念日は毎年祝っていく記念日だけにどの日程にすればいいのか迷ってしまう方も多いはず。
今回はどういった基準で選べばいいのかを、2023年下半期おすすめ日と合わせて解説しますのでこれから入籍をお考えの方は参考にしてみてくださいね。
入籍のタイミングはいつがベストなのか

入籍日を決定するにあたって特に明確な決まりはありませんが、一般的に結納や食事会後~結婚式までに済ます方が約半数以上になります。
しかし結婚式を行う場合、入籍を「式前」にするか「式後」にするか迷われる方もいますよね。
これはなぜかというと、「挙式によって夫婦と認められた二人が、その後に入籍の手続きをする」ことが通常の流れと言えるからです。
しかしその流れのとおりだと実際はこのような不都合があることも事実で、
- 入籍後に手続きすることが多い
- 新婚旅行がある場合、パスポートの名義変更が間に合わない可能性がある
こういった理由で結婚式よりも前に済ませる人が圧倒的に多いのです。


ちなみにパスポートについては取得まで最短1週間必要のため、結婚式後に入籍の場合は式後すぐに行くことができないので旧姓のままで良ければいいですが、それまで入籍は待つ必要があります。
また入籍の前には結納や食事会を行うことが通常ですので、その日に両家の両親にも相談しておくといいでしょう。
入籍日はどのように決める?

自分だったらこれ!というのがきっとあるかと思いますが、入籍日の決め方については人それぞれ。
明確な決まりがないだけに迷ってしまいますが、代表的な決め方をご紹介します。
二人の記念日で選ぶ
お二人がお付き合いした日やプロポーズした日、付き合ってから〇〇〇日目の日など記念日で選ぶことが代表的です。
今までのお二人にとっても代表的な日だけにずっと忘れずにいられる日となることでしょう。
誕生日も記念日ですがどちらかの誕生日に偏ってしまうこと、記念の日を重ねたくないという理由で避けられる方も多いです。
縁起の良い日で選ぶ
結婚式や引越しと同様に、入籍も縁起の良い日を選ぶ人が多く、代表的なのは六輝(六曜)と呼ばれる日本では一番有名な暦注です。
「結婚なら大安がいい」「葬式だと友引はだめ」など、何となくイメージはあるかと思いますが、もっと深堀りしていくと様々なものがあります。
大安
「大安吉日」という言葉をご存じかと思いますが、その言葉どおり六輝の中で「最も吉の日」とされていて、祝い事に向く日として人気です。
特に結婚式は大安を希望される方が多いですよね。
友引
凶事の場合は友が冥土に引き寄せられる(=死ぬ)という意味で避けられる傾向にあります。
結婚や出産などの祝い事については向いているとされていますが、朝と夕のみ吉で昼は凶とされています。
天赦日
日本の暦の上で最高の吉日と言われ、その由来は「全ての神様が天に昇り、天が万物の罪を赦(ゆる)す日」とされることから天赦日と呼びます。
一年に数日しかない希少性とその縁起の良さ、特に一粒万倍日と重なった日は最強の開運日と言われています。
しかし六輝ほど浸透はしておらず知る人ぞ知る吉日とも言え、プランナー時代もこの話をすると日程に納得していただける方も多かったです。
一粒万倍日
「一粒の籾(もみ)が万倍にも実り、立派な稲穂になる」という意味を持ち、何事を始めるにも良い日とされているので、お金を増やす・事業を起こす・結婚をする時などに何かを始めるときに選ばれる吉日です。
ちなみに宝くじ売り場に行くと一粒万倍日ののぼりや、アナウンスをしていたりするのはこういった理由です。
母倉日
「ぼそうにち」と呼び、「母が子を育てるように、天が人を慈しむ」とされる吉日で、さまざまな慶事を行うのに良い日とされていますが、結婚式・入籍を行うのに適した日です。
天恩日
天赦日と字が似ていますがその意味は違い「すべての人が天の恩恵を受ける」とされる吉日で、天の恩恵を受けることで福が訪れるとされています。
語呂合わせで選ぶ
覚えやすさやユニークさで語呂で選ばれる方もいらっしゃいます。
夫婦の日
結婚式や入籍日として定番の11月22日(いい夫婦の日)は良く知られていますよね。
ちなみに翌日11月23日は(いい夫妻の日)ですし、派生として4月22日(良い夫婦の日)、5月22日(ご夫婦の日)、10月22日(永遠に夫婦の日)があります。
名前にちなんだ日
1月10日(伊藤さんの日)、2月4日(西さんの日)、3月10日(佐藤さんの日) が代表的ですが、入籍後にこのような苗字になる方はいかがでしょうか。
ゾロ目の日
11月11日はポッキーの日として認知されていて、結婚式ではプチギフトに使用することが有名ですよね。
その他、2月2日(夫婦の日)、犬好きは1月11日(ワンワンワン)、猫好きは2月22日(ニャーニャーニャー)、7月7日(七夕)という方もいました。
「福」にまつわる日
2月9日(福の日)、4月29日(至福の日)、5月29日(幸福の日)があります。
語呂だけでこんなにあると思うと日本語って素敵ですね。
イベントと重なる日で選ぶ
クリスマスやハロウィン、バレンタインデーなど季節のイベントに合わせて選ばれる方もいらっしゃいます。
メリットは毎年必ずあるイベントなので忘れないこと、デメリットはイベントと記念日が重なってしまうことや大型イベントの時はどこかへ行くにしても混雑しやすいことでしょうか。
祝日で選ぶ
イベントとは少し異なる祝日ですが、毎年必ず固定されているものや変動するものがあります。
祝日がその他入籍日よりも優れている点としては、毎年必ず休みになること。
仕事が土日祝休みなのであれば、毎年休みになることによって食事や旅行に出掛けることができます。
結婚式当日にする
結婚式の感動を忘れないように、式当日を選ばれる方もいらっしゃいます。
前述の「挙式をして夫婦になったことによって入籍」という本来の手順を踏むことも忘れられない一日となります。
2023年下半期でおすすめの入籍日 BEST3

独断と偏見で決めた2023年下半期BEST3の入籍日はこちら~!
3位:12月19日(火)
第3位は「大安・一粒万倍日・天恩日」が重なるこの日にしました。
時期的に5日後のクリスマス付近で入籍をされる方も多いかもしれませんが、年内に入籍を済ませたい方にとっては縁起の良い日でしょう。
2位:9月18日(月・祝)
「大安・一粒万倍日・天恩日」が重なるこの日を2位としました。
時期的にも敬老の日&シルバーウィークなので、結婚式の日としても相応しいと言えます。祖父母に対する感謝も伝えられそうですね。
1位:8月4日(金)
大安、天赦日、一粒万倍日、母倉日が重なるこの日を下半期第1位とさせていただきました。
下半期の天赦日は8月2回・10月1回のみですが、これだけの開運日が重なっているので2023年で一番縁起の良い日と言ってもいいかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は入籍日の選び方について紹介しましたが、もう一度ポイントをおさらいしてみましょう。
- 入籍のタイミングに決まりはない
- 結婚式を行う場合は式前に済ませる方が多い
- 選び方は様々だが、覚えやすくお二人が納得できる形で
- 今年の下半期は「8月4日」が最もおすすめ
入籍日は夫婦にとって最も大切な記念日と言えます。
よく話あって最適な入籍日を選んでくださいね。

