コロナ禍で様々な形の結婚式が選択できるようになり、その中でも以前からあった「レストランウェディング」に改めて注目が集まっているのをご存じですか?
大人数の会食が敬遠される中、おもてなしという点でレストランウェディングはとてもメリットのあるスタイルで、今後も主流になっていく結婚式と言われています。
そこで今回はレストランウェディングについて詳しく紹介をしたいと思います。
レストランウェディングとは

レストランウェディングとは、その名のとおりレストランで行う結婚式です。
結婚式を行う代表的な施設の一つですが、他にはこういった施設があります。
- ゲストハウス
- ホテル
- 専門式場
- レストラン
施設の違いはこちらでも解説しているのでご参考ください。

普段はレストランとして営業している店を貸し切って行う結婚式だけに、最大の特徴はやはり「料理」であり、食でゲストをもてなしたい方にはぴったりの場所と言えます。
なぜレストランウェディングが人気なのか

日本の結婚式は長年ホテルや互助会系の専門式場が主流で、90年代後半からゲストハウスが台頭。
元々大人数の結婚式が主流でだった日本では、少人数向きの施設が多いレストランは実施率は少ない傾向にありました。
しかし、コロナ禍の結婚式においてこのようなことが制限・敬遠されることになりました。
- 大人数での会食
- 大声を発する余興
- 遠方からの出席
このように従来の結婚式のモデルだった「大勢のゲストが来て、ワイワイ楽しめる結婚式」が推奨されなくなったことに伴い、自然と招待人数は減りイベント性のあった結婚式も規模や内容が縮小されることになったのです。
その影響で結婚式も広い会場やイベント性のある演出が必要ではなくなり、自然と「料理」に比重がかかることになった結果、少人数ウェディングやレストランウェディングが注目されることになりました。

そんなレストランウェディングの魅力はこちらです。
料理の美味しさとクオリティ
何といってもレストランウェディングの最大の魅力は言うまでもなく「料理の美味しさ」です。
また料理がメインなので、料理を中心に進行にパーティーが進行されていきます。
一般的な結婚式場も料理に力を入れていない訳ではありませんが、結婚式場はこのような特徴があります。
- 料理のタイミングよりもパーティーの進行に注力されている
- 大量調理が主である
例えば一日に二回転する結婚式場の場合、時間が押してしまうことはクレームになりかねません。
新郎新婦によって希望する演出は異なりますし、通常の結婚式であれば演出も多岐に渡りゲスト人数も多いとなれば、いかにして滞りなくスムーズに進行ができるかに注力されます。
また、 一般的な結婚式場は大人数の結婚式を目的とした施設のため「大量調理」でのスタイルです。
その点元々レストランは一人一人を相手にする「個人調理」が主なので、味や盛り付けなど料理のクオリティは秀逸です。

距離感や雰囲気
レストランは結婚式に特化していないことが却って融通性があります。
レストランなので結婚式場のように広々とした空間ではありませんが、ゲストとの距離感が近かったり、アットホームな雰囲気になりやすいことも特徴です。
また、貸切にできたりアイテムを持ち込んだりすることに制約が少ないことも人気の一つです。
コストパフォーマンスや融通性
土日の稼働が主な結婚式場と違い、普段からレストランとして稼働するため料理に対するコスパも一般的な結婚式場よりも高いです。
一般的な結婚式場と比較しても、同じ金額でもグレードの高い料理を選べたり持ち込み料に対しても柔軟な対応をしてくれることが多いだけに新郎新婦にとっては嬉しい限りですよね。

レストランウェディングのデメリット

普段はレストラン営業であること、結婚式に特化した施設ではないことから結婚式場と比べて劣る点があります。
施設・設備
- ブライズルーム
- 宿泊施設
- 待合ロビー
- チャペル
- マイクなど音響設備関係
- スクリーンなど映像設備関係
宿泊施設はオーベルジュタイプではない限り難しいですが、その他設備に関しては結婚式場の方が整っています。

レストランという特性上施設的な限界があり、中にはブライズルームや新郎新婦が待つ場所がなく、入場までは外の車で待機という場所もあります。
設備面に力を入れているレストランもありますが、気になる方は見学時に確認しておくことをおすすめします。
ウェディングプランナー
結婚式場ではウェディングプランナーがいるのが通常ですが、レストランの場合は専門のウェディングプランナーが常駐していない場合があります。
- レストランスタッフが兼任する
- フリーウェディングプランナーに依頼する
基本的にはこの2パターンだと思いますが1は結婚式に、2はその施設にそれぞれ特化した知識が心配なことがデメリットと言えます。
レストランウェディングの進行
進行に関してはホテルやゲストハウスなどの結婚式とそう大きな違いはありません。
パーティーの時間も通常は2時間半が目安ですが、食事に特化している分ゲストが召し上がる時間に合わせたパーティータイムになります。
- ゲスト入場
- 新郎新婦入場
- ウェルカムスピーチ
- 祝辞、乾杯
- 友人スピーチ
- ケーキ入刀
- 新郎新婦中座
- 歓談・お食事
- 新郎新婦お色直し入場
- テーブルラウンド
- 余興
- 新婦手紙
- 記念品贈呈
- 両家代表謝辞
- 新郎謝辞
- 新郎新婦退場
- お見送り
通常の結婚式ではこのような進行が多いのですが、レストランウェディングでは必要ないものを省くこともできます。
例えば行わない進行とその理由は、
- 乾杯以外のスピーチ系( アットホームな雰囲気にしたいから )
- お色直し(一緒に食事をしたいから)
- セレモニー要素のある演出(少人数のためやらない)
このように形式にとらわれずに自由な進行が組みやすいのがレストランウェディングの特徴です。
そういった意味では1.5次会ウェディングと似ていて今時の形式にとらわれない需要の高いスタイルと言えます。

まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はレストランウエディングの人気の秘密や内容について紹介しました。
コロナ禍に適したスタイルですし、身近な方や親しいい友人だけを招いて「食事中心」におもてなしをしたいという方にはぴったりの結婚式ではないでしょうか。
本日のまとめはこちらです。
- レストランウェディングは特に料理にこだわりたいという方に最適の結婚式
- 一般的な結婚式場と違い融通がききやすい
- 場所によっては設備面で劣ることも
- 進行は他と変わらないがオリジナル性を出すことが可能
それでは素敵な結婚式を♪