かけようと思えば青天井な結婚式の金額。
打合せをしていても「今日はどれくらい上がってしまうんだろう…」と不安な方も多いのではないでしょうか。
式場によっては高いもの=良いものというセールストークをするところがあるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
全てを高いものにしてしまったらその後が破綻してしまいますし、精神衛生上おすすめはしません。
ですが、お金を「かけた方が良いもの」「かけなくても良いもの」はありますので今回はそちらをご紹介したいと思います。

結婚式でお金をかける・かけないの線引きはどのようにする?

色々な考え方があると思いますが、まずは頭の中を整理しましょう。
結婚式って色々決めるものがありますが、書き出してみるとざっとこれだけあります。
- 料理
- 飲物
- ケーキ
- 引出物
- お車代や宿泊、送迎
- 衣装
- 美容
- 挙式
- 装花
- 演出
- 写真
- 映像
- 印刷物
打合せではこれらを何回かに分けて決めていきますが、その都度高グレードの価格帯や見積り以上のものを選ぶことによって金額が上がってしまう訳です。

ウェディングプランナーの話に乗せられて決めてしまったり、「一生に一度だから」とそっと胸にしまい込んでしまった方もいることでしょう。
でも、その積み重ねが最終的に大きく負担になるのであれば、ちゃんとお金を「かける・かけない」の線引きをしておくことも必要ですよね?
その線引きの仕方は簡単です。

それは誰のために?
- 自分のためか
- ゲストのためか



それに対して二人のこだわりはどれくらい?
- 絶対にこだわりたい!
- やってもやらなくてもどっちでも良い
- 特にやりたくない
例えば、上記の1~5はゲストに対して、6以降は自分に対してのこだわりです。
その中で自分のこだわり度がどれくらいあるか判断できます。
また、絶対にやりたい項目は「ウォンツ」でもあるのでこだわるのは当然として、「やってもやらなくてもどっちでも良い」項目についてしっかりと考えることによって無駄な出費を減らすことができます。
結婚式でお金をかけるべきところ


ゲストからの祝儀で費用の大部分をまかなうことができる日本の結婚式においては、ゲストをないがしろにすることは失礼にあたります。
必然的にゲストに対してお金をかける、おもてなしをしたいという新郎新婦が増えていて、お金をかけるべき項目にはゲスト目線のものがランクインする傾向にあります。
料理
結婚式は大切なゲストに対して今までの感謝の気持ちを伝える場。
そんなゲストは高いお金を払って、忙しい中時間を割いて出席していることも事実なのです。



数万円の出費と休みを削って出席している訳だからね
結婚式に出席した時って出てきた料理のことは結構覚えてますよね。
当事者だと結婚式場の雰囲気などに目がいきがちですが、ゲストからすると料理や引出物など「自分に対する見返り」も非常に重要なことです。
なので料理は、後々ゲストが結婚式を振り返ったとき「〇〇の結婚式の料理は微妙だったな」と言われる可能性が高い注意するべき項目と言えます。
ひと昔前の結婚式とは違い今はどの結婚式場でも一定のランクの料理は提供できているはずですが、「微妙」「イマイチ」と判定されてしまうのはこんな理由があるからです。
- 品数が少なかった
- 質が良くなかった
男性ゲストに多い不満は、「少ない品数やボリューム」です。
ボリュームが少ないあまりお腹が満たされず、式後にラーメンを食べに行ったという声もよく聞かれます。
コース料理でいうと「前菜・スープ・魚料理・肉料理・パン・デザート」が基本ですが、金額によっては魚がなかったり一品毎のボリュームが少なかったりするので事前に試食をして確認ができると良いですね。


質に関しては料理の素材などで判断できます。
使用されている食材があまりにも家庭的すぎたり、安っぽさを感じさせる味付け・盛付けだと悪い印象を与えますし、特に今はInstagramへのアップや写真に撮る方も多いため、女性に多い意見と不満と言えます。
また、メインの肉料理は牛肉が通常ですが、コースによっては豚肉を提供する会場も。
当然価格帯としては安いので「ケチったのかな?」と思われやすいですね。
引出物
引出物は地域によって特徴があり、通常は3品ですが5品を推奨する地域もあったりします。
今でこそカタログギフトが主流になり引出物袋の中も見栄えはすっきりしているので、量を求める方にとっては物足りないかもしれません。
物を見ただけでいくらくらいのものか分かりにくいですが、あまりにも安いだろうと思われるものや数合わせと思われる品(3品目がプチギフトなど)は避けた方が無難です。


衣装
衣装はピンキリで、こだわればこだわるほど高くなるものですが、自分のために妥協はしない方が良いです。
というのもドレスは当日常に身に纏っているものであり、写真も沢山撮られます。
何より小さい時から「結婚式をしたかった」ではなく「ドレスを着たかった」という方って多いのではないでしょうか。
男性には中々理解されにくい衣装ですが、衣装を選んでいる時の新婦さまは本当に生き生きとしてますからね。
こだわりの1着を選んでください。
結婚式でお金をかけなくても良いところ


お金をかけなくて良いというと語弊がありますが、私はこのように考えます。
- ゲストに直接おもてなしするものではなく、二人もこだわりのないもの
- 手作りで事足りるもの
簡単に言えばゲストに影響するものでなくて、二人がこだわりのないものにお金をかける必要はないということです。
また、今は手作りアイテムできる種類や手法も沢山あり、必ずしも式場手配が良い訳ではなくなってきています。
印刷物
「結婚式の常識は一般の非常識」と言われるように、印刷物に関しては実際の価格と手作りの価格に大きな差が出ています。
特に席次表は注文すると初期のレイアウト作成や人件費など費用が大きくかかるため、1部1000円近くもします。
その点手作りの場合はPC操作が不得意でなければそんなに難しい作業ではないので、手作りされる方が増えています。
そもそも、1部1000円ってもはや雑誌じゃないかという声が聞こえてきそうですね。




ちなみに手作りだと式場発注の場合の1/2~1/3に抑えることが可能です。
また、今はエスコートカードなどもあるだけにやり方によっては節約できるポイントであると言えます。
アルバム
二人が記念に残すものとして「アルバム」があります。
プロに撮影してもらった写真をアルバムにして納品されるのですが、別にアルバムでなくても良いという声も多いのが事実です。
もちろんアルバムの良さもありますが、必ずしも結婚式場手配のアルバムである必要はないということです。


飲み物
飲み物はゲストが楽しむものなんですが、正直かけすぎる必要はありません。
結婚式での飲み物はフリードリンク制がほとんどですが、中には1名あたり7000円以上のフリードリンクを設定しているところもあります。
当然高額なフリードリンクは品数や質が充実していることが特徴ですが、本当にそれが求められているかどうかはまた別の話です。
そもそも、
種類がどれだけ豊富でも、ゲスト一人あたりが飲む量は決まっている
これなんです。
普段ビール派の人はビールを飲みたいし、焼酎派の人は焼酎を飲みたいんです。
めちゃくちゃ種類があっても選びきるどころか飲みきれずに結婚式がお開きになってしまうのであれば、ゲストに不自由のない品数があれば良いと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「結婚式のお金のかけどころ」について解説しました。
打合せをやっていると判断がつかなくなってしまうこともあるので、その時はこちらを見返していただければと思います。
本日のまとめはこちらです。
- お金をかける・かけないの線引きをしておく
- 料理や引出物など、ゲストに対する項目にはお金をかける
- 手作りできるものは積極的に行う
それでは素敵な結婚式を♪