結婚式でガーデンを目一杯使ってのパーティーを考えている方も多いのではないでしょうか。
ガーデンでの結婚式演出は気候がいい時期にぴったりの演出ですが、実際にどんな演出をするかも悩んでしまいますよね。
特に日本には四季があり、ガーデン演出に向く時期や雨対策など、ゲストの負担も考えながら行うと結婚式満足度も上がることは間違いありません。
今回は新郎新婦もゲストも負担なくできるガーデンでの演出アイデア10選をご紹介します。
ガーデン演出のメリットとデメリット
ゲストハウススタイルの結婚式場が登場して以来、その人気の秘密はガーデンを貸し切って演出ができることでした。
それまで主流だったホテルのデメリットであった貸切とガーデンの両方を兼ね備えたゲストハウスは日本の結婚式の主流となっていきました。
今では定番のガーデン演出ですが、コロナ禍の今改めて注目されてきており、メリット・デメリットを簡単にご紹介しますので、ご自身の結婚式の日程も踏まえてご参考ください。
メリット
- ゲストとの距離が近いアットホームな雰囲気が作れる
- 屋外ならではの演出が可能
- 季節や時間の流れを感じられる
- コロナ禍の結婚式に向いている
何と言ってもガーデン演出の一番の魅力はアットホームな雰囲気や開放感ある空間でしょう。
加えて緑溢れるガーデンでフォトジェニックな写真を撮影したりすることも、今ドキの新郎新婦にはぴったりですよね。

更に、ガーデンウェディングの場合は全てがガーデンで完結します。
例えば、夕暮れ前から始まったパーティーであれば「サンセット~ナイト」までの時間の経過を楽しめますし、換気などの心配がないガーデンでの時間はコロナ禍の結婚式に向いています。

現にガーデン+〇〇と言ったようなコロナに対応した結婚式プランも数多く登場しており、今後はガーデンでの時間を多く取ったプログラムも主流になると見られています。
デメリット
- 天候に左右される
- 演出によっては実施が難しい季節がある
- ゲストによっては負担になる場合がある
一方、デメリットはやはり「天候」と「気候」です。
自分の結婚式では絶対にガーデンで失敗したくない!という方は、天候はどうにもできませんが、気候は事前に選ぶことはできます。
春秋の結婚式が多い理由の一つは、夏冬の暑さ・寒さを敬遠して過ごしやすい時期を選ばれる方が多いからで、特にガーデンで色々な演出をやってみたいという方は春秋の日程を選ぶといいでしょう。

当日の雨に関しては天候次第になります。
よく勘違いされる方がいますが、ガーデン付きの結婚式場で雨が降ったらその演出が全くできない訳ではありません。
「ガーデンで演出を行うこと」が難しいだけであって、代替場所などは用意されるはずですので式場に確認してみてくださいね。

ちなみにプランナー時代に式場見学の接客をしていた時。
ガーデンを持たない式場から、「ガーデンがあっても雨が降ったら台無しですよ~」とお客さまが言われていたそうです。
それで戸惑ってしまうお客さまが多いんですが、雨が降ったらできない演出は天に放つ「バルーンリリース」だけなんです。
その条件はガーデンの有無に限らずどこも一緒ですし、「ガーデンがある」分だけ行える場所の選択の幅が広がると考えていただければと思います。
ガーデン人気演出10選
フラワーシャワー

結婚式では定番の演出「フラワーシャワー」。
その意味合いは魔除けなど様々ですが、魅力といったらフォトジェニックな写真が撮れるところで、二人の笑顔とゲストの祝福、生花の華やかさが一枚に収まるだけにガーデンでマストな演出と言えます。
生花の他には「バブルシャワー」「ライスシャワー」「リボンシャワー」などがあり、和テイストの結婚式の時は「折り鶴シャワー」も人気の演出です。

色とりどりの紙吹雪が舞うコンフェッティシャワーは、掃除が困難なことや色移りしてしまう可能性があることから式場によっては使用できない場合があるので事前にご確認ください。
リボンワンズ

リボンワンズとはスティック状のものにリボンがついており新郎新婦が通る時にゲストに振ってもらう演出です。
シャワーセレモニーの代替にあたりますが、投げたらすぐ終わってしまうシャワーとは違い、ずっと振っていられることから長い時間ゲストに楽しんでいただけます。
また、ベルをつけることによって音でも楽しむことができ、ベルにはフラワーシャワーのような「魔除け」の意味も込められています。
ブーケトス

キャッチした人は次に結婚できるという意味合いから結婚式では定番のブーケトスは、未婚の女性を対象にガーデンで行うことで盛り上がる演出となります。
トスではないブーケプルズ(複数あるリボンを引いてもらうスタイル)やブーケではない別のものをトス、または新郎が投げるトス(ブロッコリーやアフロ)も定番の演出です。
ある程度年齢層が高めの場合は、ブーケトスも敬遠されがちなので注意!
バルーンリリース

色とりどりの風船が天に昇る様子が人気のバルーンリリースは、テーマカラーや好きな形を選ぶのもいいですよね。
こちらもガーデンでぴったりの演出ですが、唯一天候の影響を受ける演出です。
雨だったら絶対にできない訳ではありませんが、雨風の影響を受け途中で落下してしまう可能性があります。
また、昨今は環境問題への配慮で心配されている方も多いのですが、天然ゴムで作られている風船は環境や動物にとっても無害(土に還り、万が一食べても排出される)であることが報告されています。
カジュアルな格好やドレスコード

フォーマルな衣装ではなく、少し崩したカジュアルな衣装も人気です。
特にガーデンウェディングに代表されるような「開放感ある」「自分たちらしい」結婚式では多く取り入れられるようになってきています。
新婦であれば動きやすいシンプルなウェディングドレス、新郎であればベストやサスペンダーなどでカジュアルにするのも良し、お揃いのスニーカーなども人気です。
また例えば「デニム」「色」などをドレスコードとしてゲストにお願いして、全体の統一感を出したりするのもいいですよね。
ウェルカムサイン

貸切のガーデンを持つ式場であれば、手作りのウェルカムサインはいかがでしょうか?
厳密には演出ではありませんが、ウェルカムサインは各所に置く標識の意味合いがあります。
ウェルカムボードやアイテムと合わせて手作りできるといいですよね。


ウェルカムパーティー

待ち時間もおもてなしの時間に大変身。
カジュアルなパーティーであれば、ガーデンで乾杯しながらフィンガーフードとシャンパンを片手にプチパーティーも楽しんでいただけます。
時間に制限のある従来の結婚式にはない、スローな時間の中でガーデンで過ごせたらいいですよね。
ただ食べて飲むだけではなく、上記のウェルカムサインやアイテムも加えてフォトジェニックな空間も作れると◎
グランピング

昨今のグランピング需要から結婚式でも取り入れられる方が増えています。
例えばメインディッシュはガーデンでBBQなど、ビール片手に開放感あるひとときとなりますし、ゲストが自由に、新郎新婦が焼いたりすることもおもてなしの一つとなります。
デザートビュッフェ

甘く華やかなデザートビュッフェは女性ゲストが楽しみにしている演出。
時期は限られますが、過ごしやすい気候の時にはガーデンで行うことも可能です。
またデザートビュッフェだけではなく、その前にケーキ入刀もガーデンで行うこともできますし、BBQ~ケーキ入刀~デザートビュッフェのように一連のプログラムを全てガーデンで行うことによってゆったりと自由な時間を過ごすことができます。
ナイトウェディング

時間の経過を感じられるガーデンでの結婚式。
日中の明るい雰囲気から夕暮れ時の少し落ち着いた雰囲気、日没後にはキャンドルを灯して幻想的な雰囲気を感じることができます。
暗くなったら花火など、その時しかできない演出もありますし、夏場であれば外のガーデンも涼しくなってくるのでおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はガーデンでの人気演出アイデアについて紹介しました。
元々ガーデン演出は希望の多いものでしたが、コロナ禍となりより一層需要が増したように、今後も更にガーデンでの演出は人気となっていきそうですね。
天候への対応とゲストへの配慮が重要ですが、開放感ある空間で存分に行えるようしっかりと計画しておきたいですね。
ガーデン演出について本日のまとめはこちらです。
- ガーデンでの結婚式・演出はコロナ禍の結婚式で改めて見直されている
- 天候によりけりだが、全てができない訳ではない
- 春秋の結婚式の方は取り入れたい演出が多い
それでは素敵な結婚式を♪