コロナ禍の結婚式では感染対策を重視される方が多く、パーティー中の対策は特に広く認知されるようになりました。
しかし今まで避けることができないと思われてきた「受付の混雑」で感染リスクが高まってしまうことも事実です。
そこで現在、一番混みあう受付での無人サービスが注目を集め始めてきています。
結論から言うと、感染対策だけでなくゲストに対しても負担を軽減できるサービスとしておすすめなので、今回は「受付を無人で対応できるサービス」について紹介したいと思います。
無人が良いか悪いかは置いておいて、新たな価値観としてアリだなと思ったので是非読んでみてくださいね。
コロナ禍の結婚式の感染防止対策

結婚式に限らずマスクを着用して生活することはもう当たり前の光景になりましたが、コロナ禍の結婚式でも様々な感染防止対策が取られるようになりました。
例を挙げると、
- ゲスト分のマスクやアルコールジェルなどを用意
- 卓上に飛沫防止のパーテーションを設置
- 広々とした会場や屋外でのパーティーを実施
- ゲスト人数を減らしてソーシャルディスタンスを確保
このように式場側も新郎新婦もそれぞれ対策を取っていて、その中でも今回のテーマである「受付」に限るとこのような対策が多いのではないでしょうか。
- アルコールや検温器を設置
- 飛沫防止のパーテーションを設置
- 共用のペンなどの消毒
- 受付で密にならないよう対策
- 芳名帳など時間のかかるものはなしにする
しっかりと対策が取られていますね。
しかし来館〜挙式までの時間や受付にかかる時間を考えると、いくら少人数ウェディングが増えたとはいえ混雑する可能性が高いのがこの受付の時と言えます。
結婚式の受付時の感染リスク

では受付時の感染リスクは何かというとこのようなものがあげられます。
- 混雑時密になりやすい
- 芳名帳記帳に使用するペンが共用
- 祝儀の手渡し時接触がある
- 受付対応者が多い
この受付の作業だけでも一人当たりに対して時間を取りますし、感染リスクを増やす原因となります。
そこで誕生したのが無人の受付サービスで、上記の感染リスクが解消され双方にとってもメリットが多いものなので次の項から説明します。
結婚式の無人受付サービスの特徴とは?

コロナ禍の結婚式で誕生したとも言える無人受付サービスですが、このような特徴があります。
- 受付時間を短縮
- 祝儀の事前決済
- 芳名帳の記帳なし
- 非対面
全てスマホで完結でき、結婚式のオンライン化は今後ますます進んでいきそうですね。
このようなサービスは他にもあったんですが、今回は完全に無人で対応ができることを重点に、こちらのサービスを取り上げました。
結婚式の無人受付システム「entele」
\entele公式サイト/
これまで「当たり前」のことで「避けられない」と思ってきた受付での「混雑」や「現金でのご祝儀」受け渡し、芳名帳への「個人情報の記入」。
これからの時代では「リスク」となりかねないこうしたステップを見直し、誰もが安心して心地よくパーティを楽しめる、そんな新しい時代の結婚式を目指して私たちが提案する第一歩。
それが結婚式の無人受付システム「entele」です。
引用元: 結婚式の無人受付システム「entele」 公式サイトより
結婚式の当たり前や常識は少しズレていることも多いのですが、コロナ禍という時代背景の中でこうしたサービスが登場したのは必然とも言えます。
enteleを利用するメリット
enteleが掲げる利用のメリットはこちら。

こちらは先ほどお伝えした受付時の感染リスク要因ですが、enteleを利用するとこのようなメリットがあります。
- 混雑時密になりやすい→従来50~90秒かかっていた受付時間が12秒で完了
- 芳名帳記帳に使用するペンが共用→記帳が不要
- 祝儀の手渡し時接触がある→事前決済で完了
- 受付対応者が多い→無人で対応可能
最大のメリットは受付時間が有人受付よりも時間が1/8に短縮され、接触による感染リスクも大幅に軽減されます。
また感染リスクとは別ですが、祝儀の事前決済は今後広がっていくと思います。
ゲストにとっては、
- 祝儀袋や新札を用意する必要がある
- 大金を持ち歩かないといけない
このような負担を少なからず抱えて結婚式に臨んでいますが、その心配をする必要がなくなります。
また嘘のような本当の話で「祝儀泥棒」って未だにあって、数年前も式場専属のカメラマンが逮捕された案件もありました。

このようなことや紛失のリスクもあるため、当日大金が動く結婚式は受付担当者や両親も大金を扱いたくないという声も多いんです。

事前決済はゲストも手間も省けるからいいね!
当日までの流れ
利用申し込み後はこのような流れとなります。
- 祝儀の事前決済方法を選ぶ(銀行・QR・クレジットから複数選択可)
- 列席者へ受付QRコードを送付
- 受付用タブレットに表示するウェルカム画面の作成
- 1to1メッセージの作成
- 受付完了画面の作成
3~5のイメージはこちらです。






1to1メッセージとはゲストそれぞれにあてたメッセージのことで、無人だとしても感謝の気持ちを伝えることができるいいアイデアですよね。
ちなみにウェルカム画面にQRコードをかざすとメッセージが5秒間表示され、その後受付完了画面に切り替わります。
当日の流れ
ゲストが受付をする際の流れはこちら。
- 式場に到着
- 事前に届いたQRコードをタブレットにかざす
- 席次表を取り待合室へ
なんとこれだけっ!
12秒どころか数秒で済むんじゃないかというスピーディーな展開で、5秒間の1to1メッセージ表示がなければもはやタイムトライアルのようです。
席次表がある場合はウェルカムスペースとともに装飾しても良さそうですね。


受付が完了した方は新郎新婦へ逐一データが飛びますので、誰が来たか一目瞭然です。


利用料金
気になる料金ですが、税込19,800円で利用が可能です。
タブレット端末はiPadを利用しますが、お持ちでない方はレンタルで別途\6,600発生します。
高いのか安いのかイメージしにくいですが、公式サイトにもあるように受付担当者への心付や芳名帳の購入費用、また感染リスクも減らせることを考えると安いと言えますね。


注意点と懸念事項
メリットの多いenteleですが、注意点と懸念事項はあります。
- 受付場所にWi-Fi環境が必要
- ゲストはスマホが必須
Wi-Fi環境については式場に確認する必要がありますが、スマホも普及率を考えるとそこまで問題ないように思います。
万が一忘れたとしても「スマホをお忘れの方 受付チケット」というものがあるのでそちらで対応可能です。
- ゲストが慣れていない可能性
- 事前決済のし忘れ
以前LINE席次表の記事でも書きましたが、新しいサービスには年配者からの抵抗はどうしてもつきまとうものです。


必要なものがスマホでQRコードで受付という形を取っているので、操作が難しいということはなさそうです。
今は普通に年配の方でもQR決済で買い物する時代ですし、受付の方法が異なることに戸惑う可能性はありますが、受付案内用のテンプレート素材はサービスに含まれているのでご安心ください。
対して事前決済のし忘れは、中々指摘しづらいですよね。



自分だったら「払ってないよ」なんて言えない…
祝儀であればゲストも当日忘れたことに気づけますが、事前だと払ったつもりでいる可能性もあるだけに全ての事前決済サービスの課題と言えます。
enteleの対策としては、事前支払いがされてない場合は受付時に「お開き後に新郎新婦に渡すか、QRコードから送金するか」がタブレットに表示されるのでご安心ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「無人受付サービス」について紹介してみました。
無人というと無機質な冷たいような印象がありましたが、メッセージなど楽しめるような要素もあって好印象でした。
何より感染リスクを減らせることが最大の魅力で、コロナ禍で結婚式を行う以上はとても理にかなったサービスと言えます。
コロナが収束して以前のようにマスクもなく、感染も気にすることなく結婚式が行えることを願いつつ、こういった新しいサービスも残っていくといいな~と思います。
それでは素敵な結婚式を♪