会場の雰囲気作りにとって重要な「テーブルコーディネート」。
当日は花や小物、食器も置くので複雑でコーディネートも悩ましいという方も多いんです。
特にテーブルクロスは色見本を見ても中々イメージがつきにくく、かといってゲストが座る席なのでおざなりにしてしまうのは失礼ですよね。
何を選ぶかによって受ける印象や雰囲気もガラッと変わるので、この記事ではテーブルクロスとナフキンの選び方に焦点をあててお話したいと思います。
実例も交えて紹介するので好きな色味やコーディネートが分かりますよ。
テーブルクロスの選び方
お客さまと打合せをすると、「こんなのも決めるんですか~?」とよく言われます。
それもそのはず、恐らく参列する結婚式ではそこまで見ていないはずで、実際に「テーブルクロスがめちゃくちゃ印象に残ってます!」ってことはないですよね。
しかしながらテーブルクロスも会場装飾や雰囲気づくりで重要なアイテムで、家で言えば「外観」の色にあたります。
選び方についてはこんなことに注意しながら検討してみてください。
- テーマや季節との相性
- 会場の雰囲気との相性
- ドレス・装花との相性
- 料理との相性
テーマや季節との相性
テーブルクロスの雰囲気は選ぶテーマや季節に合わせましょう。
- 「ナチュラル系」がテーマなら、ホワイト・ベージュ・ブラウンなど
- 「キュート系」がテーマなら、ピンク・オレンジ・イエローなど
- 「シック系」がテーマなら、ホワイト・ブラック・グレーなど
このように、テーマとクロスカラーを合わせることで統一感がでます。
また結婚式を挙げる季節に合う色合いが好ましく、極端に言うと冬に鮮やかなロイヤルブルー系は合わないですよね。
同じ「ブルー系」の色でも、それぞれの季節にあった「ブルー」があるのでこちらを参考にしながら検討してみてください。

ちなみにこの春夏秋冬のカラーは「パーソナルカラー診断」で自分に合う色を見つけることができます。
結婚式のドレス選びの際にも役立ちますよ。
「パーソナルカラーとは?」
パーソナルカラーとは、その人の生まれ持った身体の色(肌の色・髪の色・目の色など)と雰囲気が調和した色(=似合う色)のことであり、人それぞれ個性が違うように似合う色もそれぞれ違うとする心理学的理論に基づく審美感のことである。
Wikipedia「パーソナルカラー」より
会場の雰囲気との相性
式場そのものやバンケットとの相性も重要です。注目するべきポイントはこちら。
- 壁や床の色
- 調度品
- 会場内からの景色
洗練されたシックな会場の雰囲気であればキュート系は合いませんし、窓から見える景色が緑がいっぱいであればナチュラル系のコーディネートが合いますよね。
お二人がやりたいイメージとあまりにもかけ離れた式場に決定してしまうと違和感が出てしまうのでご注意ください。
ドレス・装花との相性
お色直しのドレスとテーブル装花の色味を合わせることが多いのですが、ドレス(装花)が一番引き立つ色が好ましいです。
逆にドレス・装花・テーブルクロスの色が全て異なるとごちゃごちゃしてしまうので気をつけましょう。
料理との相性
色には「食欲を増進させる色」「食欲を減退させる色」があります。
この場合、暖色系=増進・寒色系=減退になりますが、寒色系だから食欲がなくなるという単純な理屈ではありませんし、テーマカラーに合っているのであればそこまで気にする必要はありません。

テーブルクロスのカラー別コーディネート実例
ここではカラー別のコーディネート例を紹介します。
テーブルクロス以外にも装花や小物との相性も重要なので参考にしてみてくださいね。
ホワイト
王道のホワイトは何と言っても合わせられる色が多いことに尽きます。
白系の食器も多いので同系色でまとめるよりは写真のように差し色があるといいですよね。
グリーン
色の濃淡で受ける印象も異なりますが、写真のように淡いグリーン系は春や初夏の季節、ナチュラル系のテイストに合います。
ブルー
マリンカラーや淡いブルーが涼し気な印象を与えます。
水・海を連想させるので、夏の時期やサーフ系のコーディネートとも相性が良いです。
ネイビー
洗練された大人らしさや上質な印象を与えるネイビーはここ最近人気です。
ナフキンをイエローに合わせた「IKEAカラー」のコーディネートもおしゃれですよね。
レッド
一目で分かる派手さ、情熱や活力を印象付けるレッドも多くの種類のテーブルクロスが存在します。
ワインレッド系の落ち着いた色は大人らしさを演出してくれます。
ピンク
ピンクもその濃淡により印象は変わります。
淡い色であればキュート、濃い色であればラブリーな印象となります。比較的若い世代に人気の色です。
ベージュ
切り株やドライフラワーなどの装飾にぴったりなベージュ。
クロスの質感も写真のような生成りのデザインだとよりナチュラル感も増します。
ブラウン
温かみを感じさせる万能型のブラウン。
暖色系だけあって秋冬の結婚式や木の質感の会場に合い、大人らしさを演出してくれます。
その他
その他の色は「ブラック」や「和柄」があります。
ブラックは仏事で使われることもあり敬遠される方も多いですが、装花が映えることやモダンな雰囲気を希望される方にはぴったりです。
和装がテーマであれば和柄もおすすめで、単純なカラーだけではない和特有の複雑な色合いがあります。
ナフキンの折り方実例
テーブル装飾を彩るナフキンにもこだわりを。
折り方についてはテーブルクロスを決める際にメーカー指定のものを選ぶことが可能です。
最近は自分のテーマに合わせた折り方や、少し手を加えておしゃれに演出することも増えてきました。
一例をご紹介します。
ミッキー&ミニー
ディズニー好きには定番のミッキー折り。
ミニー折りも可能なので男女のゲストで分けたりしても喜ばれます。
慣れれば難しくない折り方ですが、式場で手配が可能なのか自ら折る必要があるのか納品日と合わせて確認ください。
ハート
結婚式に相応しいハート型のナフキン。
ゲストへの感謝の気持ちを表す手段として人気です。
ミッキー&ミニーに比べると難しい折り方ではありませんが、ナフキンを置くショープレートとの相性も事前に確認しておきましょう。
エスカルゴ
流線形が大人らしさを演出してくれるエスカルゴ型。
写真のように席札を合わせて置いても素敵ですし、ゴールド系でまとめて統一感が出ているのも◎。
デルタ
折り方としては不動の人気のデルタ。
三角形を指しますが、高さがありメニューカードや席札も一緒に飾れるので個々のテーブル装飾を彩ってくれます。
メーカーで元々ある折り方なので追加料金もかからないことが多いのでおすすめです。
くるくる
良い言い方が思いつかなかったのですが(笑)、くるくる巻いたナフキンに麻紐などで簡単に縛ったものです。
タグ風の席札やワンポイントの装花があるとナチュラルにデコレーションできます。
巻く以外にもくしゃっとまとめてラフに仕上げるスタイルもおしゃれですよ。
薔薇
薔薇も定番かつ色々な折り方がありますが、一枚のナフキンから薔薇になるまでの動画はこちら。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
テーブルクロス・ナフキンは何を選ぶかによって雰囲気がガラッと変わるので、会場装飾を決定づける重要なアイテムと言えます。
打合せの際はこんなことに注意しながら決めていってくださいね。
今回のまとめはこちらです。
- テーマや季節、ドレスなどの相性を考える
- 色がメインなので、迷ったらパーソナルカラー診断を利用する
- ナフキンは折り方や装飾にもこだわってみる
それでは素敵な結婚式を♪